フリーランスの一年間「第6回 案件選択基準2」 主要な選択基準6選と注意点!

案件選択基準

フリーランスの案件選択基準を徹底詳解

フリーランスエンジニア(SE・プログラマー)の需要と将来性は、ここのところ増加傾向にあります。そのため、案件は豊富にありますが、フリーランスになれば会社員時代とは違い、自ら案件を探す必要があります。またなかなか案件を受注できない場合、生活に困ることになってしまいます。

前回の記事「第5回 案件選択基準1 選択基準を定める重要性を知る」でも述べたように、いくら生活に困るからといって、どんな案件でも受注すればいいというわけではありません。そこで今回は、フリーランスエンジニアの案件選択基準や、案件を選ぶ際の注意点まで詳しくご紹介していきます。

フリーランスエンジニアの案件選択基準 6選

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フリーランスエンジニアの醍醐味は、自分でやりたい案件を選択して、自分のペースで作業できることにあります。自由に案件を選べることはメリットですが、どのような案件を選択するか、また継続した案件を確保できるかは自分次第です。

そこで、ここからはフリーランスエンジニアの案件選択基準として主要となる6つの基準についてご紹介していきます。もちろん、全ての基準をクリアする必要はありません。自分にとって何が重要なのか、優先順位を決めて選ぶと良いでしょう。

長期的な受託が期待できるかどうか

同じクライアントから、長期的に継続した案件を受託すると、安定した収入を得ることができます。時には、単発案件も必要となるはずです。しかし、出来る限り長期的にお付き合いできるようなクライアントを確保しておくと良いでしょう。

長期的な受託が期待できるかどうかは、最初の案件を引き受ける前に継続案件の有無や、ストック案件の有無をチェックしたり、見極めたりすることが有効でしょう。とはいえ、クライアントから永続的に案件を獲得するためには技術や知識だけではなく、提案力・マネジメントスキル・コミュニケーションスキル等も必要となりますので覚えておきましょう。

単価と作業時間が見合っているかどうか

案件を受注する際、この単価の案件にかかる時間を予想して、時間単価を算出してみましょう。そうすることで、単価と作業時間が見合っているかどうかチェックすることができます。例え、提示されている単価が高額でも、完成するまで時間がかかってしまうと時間単価が下がります。逆に、単価が低くても完成するまで早めれば時間単価が上がります。これはSES契約のような客先常駐型案件でも同じことが言えます。

比較的高い稼働でプロジェクトメンバが働いているのか、安定的に理想的な稼働時間で働いているのかなど、既に始まっているプロジェクトであれば、ぜひいちどエージェントやクライアントなどに現場の状況を問い合わせてみましょう。
このように、時間単価を算出して効率の良い案件を選択出来れば理想でしょう。

実績として公表できるかどうか

フリーランスエンジニアとして成功するかどうか、安定した収入を得られるかどうかは、実績を積み上げられるかもポイントです。積み上げた実績は、クライアントにアピール、提案できるため次の案件獲得の際に有利となります。

ただし、このメリットは実績を公表しても良い案件だった場合です。中には、公表できない案件も存在するため、そのあたりは事前に確認しましょう。もっとも、多くの場合は業務経歴書に記載する程度であればNGとなることはありません。主にネットなどに掲載することは控えていただくよう要請されることがほとんどです。紳士的なルールの厳守も、信頼の上に立った次の継続的発注につながりますので、誠意をもってお付き合いが出来るよう留意したいものです。

キャリアアップやスキルアップに繋がるかどうか

フリーランスエンジニアとして実績を積むには、多くの経験を重ねなければいけません。これまで受注したことのない分野、不得意な分野の案件でも自分のキャリアアップやスキルアップを目的に、割り切って受注することも大切です。

例えば、システム開発や苦手なプログラミング言語など、自分の不得意な案件を思い切って受注することで、経験や勉強になる案件ならば、スキルアップやキャリアアップ、収入アップのためにも果敢にチャレンジすべき案件ともいえるでしょう。

楽しい仕事やりたい仕事かどうか

やっていて楽しいと思う仕事は、基本的にやるべきでしょう。仮に、収益性が低くても人生の充実度は上がります。
とはいえ、やっていて楽しくても収益性が低いと楽しさが減少する、収益性が低い案件は受けたくないというフリーランスエンジニアの方もいるでしょう。そういった方は、自分の判断を絶対的指針として遵守し受注するかどうか決めると良いでしょう。

クライアントとの関係が良好に築けるかどうか

フリーランスエンジニアの場合自分で気軽に仕事ができることがメリットといえます。とはいえ、仕事をする上で必ず「相手(=クライアント)」というものが存在します。そのため、仕事をスムーズに進めるためにもクライアントとの関係性を良好にする必要があります。

報酬が良ければ苦手なクライアントでも案件受注するという方も多いですが、長期的に付き合えるクライアントと契約する方が長い目で見るとプラスとなる可能性もあります。特に、常駐型案件などで業務を行う必要がある場合は、クライアント企業内の雰囲気も含んだ上で検討しましょう。

フリーランスエンジニアが案件を選択する上で気をつけるべきこと、注意点とは

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最後に、案件選択で気をつけるべきことを紹介します。自分にとって不利にならないよう理解を深めておきましょう。

事前に単価相場を把握する

案件に見合う報酬を受け取るには、単価相場を事前に把握しておく必要があります。
単価相場を知る方法は、「似ている案件の単価をチェックすること」「情報共有できるフリーランス仲間を作ること」の2つです。また、業界の動向を把握して、自分にとってプラスになる案件を受注しましょう。

噛み合わない単価の案件を無理に受注しない

フリーランスエンジニアとして働き始めたばかりの頃は、なかなか仕事が決まらない方も少なくありません。実際に案件を受注しないと、実績とならないため、報酬単価が低い案件でも受注するフリーランスエンジニアもいるでしょう。
しかし、噛み合わない単価の案件を受注してしまうと、適切な単価が分からなくなってしまい、ずっと低単価案件を受注する可能性も考えられます。また、無理な納期の案件を受注してしまうと体調を崩す可能性もあります。

もちろん、多少無理をして案件を受注しなければならない場合もありますが、噛み合わない単価の案件であるなら見送ることも大切です。見送って次のチャンスを持つ方が良いのか、無理にでも噛み合わない単価の案件を受注した方が良いのかは、現在の経済状況の見通しも含めてじっくり考えましょう。

なんでも屋さんみたいな契約はしない

素人では作業量など、分からないことが多いため契約関連に対応しにくいという背景があります。その結果、フリーランスエンジニアとして契約する場合、対応範囲が曖昧となってしまいます。仕事の範囲が明確になっていないため、1つの契約で何でも対応するような「なんでも屋」状態になっている可能性も考えられます。

クライアントからの要望・ニーズを出来る限り取り入れて優しさで対応すると、それが後々に功を奏す場合もあります。しかし、全ての要望を取り入れると、何でもやってくれる人だと思われる場合もあります。そうなってしまっては、今後「単価交渉したい」「仕事の範囲を明確にして契約したい」と考えても、既に対応した実績があるため不利になる可能性もあります。

そのため、こういった不利な状態を作らないためにも、案件を受注する際は事前に仕事の範囲を明確にしておきましょう。ただし、何がなんでも契約の範囲以外は行わないと固執すると、早々に要員入れ替えの対象になる可能性もあります。一定程度の譲歩の範囲は、日々の業務の中で、なるべく円滑な合意を図りながら検討することも必要かもしれません。
また、クライアントの感謝されるような稼働も時々行っていれば、信頼を醸成する効果的な戦略になるかもしれません。その業務や案件がどれほど魅力的か、継続的に発注してもらいたいかなど、適宜、判断していくのがベターかもしれません。

まとめ

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独立してフリーランスになる流れ、必要なものや注意点を詳しくご紹介してきました。

フリーランスになるために特別な手続きはありませんが、退職届の提出や国民健康保険・国民年金への切り替え、青色申告承認申請書の提出等が必要となります。また、独立する前に資金の調達やパソコン、さらには名刺やSNS・サイトなどを作成しておくと案件獲得のためにも効果があるため、しっかり準備しておいた方が良いでしょう。

独立を考えているエンジニアの方は、ありがちな失敗例に注意しながら行動を起こしてみてください。フリーランスエンジニアとして独立までの流れが理解できた後は、案件を受注できるかどうかという悩みが出てくるでしょう。そこで、次回は「第2回 開拓」について詳しくご紹介します。フリーランスが案件を獲得するための新規開拓方法、応募のコツなどをご紹介しますので、こちらもぜひご覧ください。


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