フリーランス 資産作り 資金管理 第1回 始めやすいエンジニアの老後資産作り

フリーランスエンジニアの資産作り

フリーランス 資産作り 資金管理

フリーランスは働き方やキャリア形成を自由に選択しやすい一方で、公務員や会社員とは異なり、一定額の収入の確保や定期的な収入が補償されるわけではありません。
また、定年退職による退職金もないので、将来に備えて資産作りをしておく必要性は非常に高いといえます。

しかし、資産作りといっても、何から始めればいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで今回は、フリーランスのエンジニアが無理なく始めて継続しやすい、おすすめの資産作りの方法をご紹介してみます。

投資信託

投資信託とは、利用者から集めたお金をひとかたまりの資金として、投資に精通した専門家が運用し、得られた利益を利用者に配当する方法です。
フリーランス全力支援

投資信託を分かりやすいイメージで言うと、100人から1万円ずつ集めて100万円にして、株式に詳しいプロが効果的に投資し得られた利益の50万円を1人5000円ずつ配当するようなイメージですね。

投資信託の特徴といえば、自分で運用する必要がないことです。資金をどう運用すれば効果的に利益を得られるかなど投資に精通したプロに運用を任せられるので、知識や経験がなくても資産運用を始めやすいのが特徴です。
また、投資信託は株式や債券など複数の異なる金融商品を組み合わせて運用するので、大きな損失を出しにくくリスクを効果的に分散できるのも特徴です。
たとえば、株式の運用が上手く行かずに損失を出したとしても、運用が好調な債権から十分な利益を出して、株式の損失をカバーすることが出来ます。それらを自動化したようなパッケージで委託しているようにイメージしておくと良いでしょう。

個人型確定拠出年金(iDeCo)

個人型確定拠出年金とは、自分が設定した掛金を自分で運用しながら積み立てていく制度です。iDeCoの愛称で呼ばれることもあります。
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個人型確定拠出年金の給付を受けることができるのは60歳からであり、長期的な視野で見た運用が必要になりますが、老後に備えた資産作りの選択肢としては非常に有効です。少し早めに受け取れる年金をイメージするとわかりやすいでしょう。
個人型確定拠出年金に加入できる対象者は制度の発足直後は限定されていましたが、フリーランスのエンジニアだけではなく、会社員、公務員、専業主婦(主夫)など、60歳未満であれば基本的にすべての方が加入できるようになっています。また加入条件や掛け金の支払い期間など、制度の見直しもより有効性を高めるべく改正が続いていますので、常にウォッチしておきましょう。

この記事の執筆時点では、掛金は月額5000円から1000円単位で選択でき、フリーランスを含む第1号被保険者の場合、限度額は月額6万8000円、年額81万6000円までです。
個人型確定拠出年金の大きな特徴は、その年の掛金が所得控除の対象となり、所得税や住民税の節税に役立つことです。老後に備えて資産作りをしつつ、現在の節税にもなるのが非常に魅力的です。
原則、一度始めると毎月の掛け金は老後まで半ば強制的に使いずらくなる制度ですので、貯蓄したくても意思が弱い、節税のための法制度に則った手法はないかなどと考えている方には適しているかもしれません。

小規模企業共済

小規模企業共済とは、フリーランスITエンジニアなどの個人事業主や、小規模企業の経営者などが積み立てを行うことで、退職金を受け取れるようにする制度です。
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企業などに雇用されていないフリーランスのエンジニアにとっては、そのままではどこからも退職金が支給されませんね。しかし小規模企業共済を利用することで、独自の退職金を得られるようになります。
小規模企業共済が開始されたのは昭和40年で、比較的に古くからある制度です。個人事業主の社会保障の充実や、廃業後の生活の安定などを主な目的として運用されています。

個人型確定拠出年金と同様に、小規模企業共済もその年の掛金が全額所得控除の対象になります。高い節税効果を得つつ、老後に備えられるという二重のメリットが特徴です。
この記事の執筆時点では、月々の掛け金は1000円〜7万円の範囲で500円単位で設定できます。掛け金は払い込みの期日の前に前納することが可能で、一定割合の減額金を受け取ることもできます。

国民年金基金

日本の年金制度のうち、フリーランスのエンジニア(第1号被保険者に該当)が加入できる年金制度は国民年金です。
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一方、サラリーマンなどの給与所得者や公務員は、国民年金に上乗せされる厚生年金にも加入しているので、フリーランスのエンジニアは、そのままではサラリーマンや公務員に比べて、将来的に受け取れる年金が少なくなってしまいます。
そこで、フリーランスを含む第1号被保険者が上乗せとして加入できる年金制度として、国民年金基金が運用されています。国民年金に加えて国民年金基金に加入すれば、将来的に受け取れる年金を増額できます。
注意点としては、国民年金基金はあくまで国民年金の上乗せのための制度ですので、本体である国民年金の保険料を滞納した場合、その期間については国民年金基金の給付も受け取れなくなってしまうので注意しましょう。(記事執筆時点)

国民年金は口数制ですので、口数を増やすほど受け取れる年金が充実しますが、そのぶん保険料も高くなります。年金には複数の種類があり、1口ごとに種類を選択できます。
この記事の執筆時点では、種類によって国民年金に加算される金額や、支給される保証年数が異なりますが、支給開始年齢は一律で65歳からです。

フリーランス 資産作り 資金管理 -まとめ

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フリーランスのエンジニアは自由な働き方に適していますが、その反面収入が不安定になりがち、退職金がないなどの特徴もあります。それらのデメリットを補填し、より充実した人生設計を可能にするために様々な資産作りの方法が存在します。

フリーランスにおすすめの方法として、知識や経験がなくても運用しやすい投資信託、退職金を受け取れる小規模企業共済、国民年金に上乗せできる国民年金基金などがあります。
最初から全てに加入する必要はありませんが、備えたい分野から少しずつ始めていき、将来的にトータルに活用できるようになるのがおすすめです。


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